映画『八甲田山』の記憶
中学生の頃だったろうか、テレビで映画『八甲田山』を見た。 前の稿でも触れた、明治35年の八甲田山雪中行軍遭難事件を描いた映画で、原作は多くの山岳小説を書いた新田次郎、監督は『日本沈没』や『小説吉田学校』などで知られる森谷司郎。 迫り来る北のロシアとの戦争を想定し、青森歩兵第五連隊と、弘前第三十一連隊が、八甲田山で雪中行軍を強行。 少人数で出発し、高倉健演じる徳島大尉に率いられ、地元の案内人も連れた弘前隊は無事に行軍したが、大人数で指揮権が混乱、案内人も断った、北大路欣也演じる神田大尉率いる青森隊は悪天候の中で遭難。211名中、生還はわずか12名だった。 実際の事件の詳細は、小説や映画とは、少し異なっているようだ。 この映画は、当時大ヒットして、”天は我々を見放した・・・”という北大路欣也のセリフは、流行語にもなった。 2つの部隊の運命の対比が鮮やかで、素晴らしい俳優陣の迫真の演技も相まって、とても印象に残っている映画だ。 青森市内には、八甲田山雪中行軍遭難資料館という施設もあったが、時間の都合で残念ながら訪れることはできなかった。 I think I was in junior high school when I saw the movie "Mount Hakkoda" on television. As mentioned in a previous post, it's a film depicting the Hakkoda Mountains snow march disaster of 1902 (Meiji 35). The original story is by Jiro Nitta, who wrote many mountain novels, and the director is Shiro Moritani, known for "Japan Sinks" and "The Yoshida School." Anticipating an impending war with Russia to the north, the Aomori 5th Infantry Regiment and the Hirosaki 31st Regiment forced themse...