棟方志功と鹿内辰五郎 Shiko Munakata and Tatsugoro Shikauchi
八甲田ホテルには、棟方志功の作品が、ロビーなどに多く展示されている。 このホテルができたのは1991年。棟方志功が亡くなったのは、1975年なので、直接のつながりはないだろう。 この魚の絵は、酸ヶ湯温泉を訪れたときに書いた絵のようだ。 酸ヶ湯温泉と、この八甲田ホテルを経営しているのは、同じ団体のようなので、こちらのホテルにも展示しているのだろう。 鹿内辰五郎という名前があるが、彼は15歳の頃から酸ヶ湯温泉で働き、その間に多くの遭難事件に際して人々を救い出して、”仙人”とも呼ばれていた。 明治35年の八甲田雪中行軍遭難事件では、歩兵第三十一連隊の隊員として行軍に参加し、遭難した第五連隊の救出にあたった。 棟方志功と鹿内辰五郎は、青年の頃から知り合いだった。 まだ無名だった棟方は、鹿内とともに八甲田山を登っていた際に、突然舞い降りた鷹に遭遇し、鹿内は、”あの鷹は神の鷹だ。君は将来、世界一になれる。”と棟方を激励した。 二人はその後も交流を続け、鹿内が亡くなった際に、棟方志功が揮毫して、鹿内辰五郎の石碑が作られた。 ”大鵬一気十万里”は、荘子に基づいた言葉だが、棟方志功は、鹿内辰五郎と遭遇した”神の鷹”のことを思い出しながら、その言葉を書いたに違いない。 Many of Munakata Shiko's works are on display in the lobby and other areas of the Hakkoda Hotel. The hotel was built in 1991. Munakata Shiko passed away in 1975, so there is likely no direct connection. This fish painting appears to have been done during a visit to Sukayu Onsen. Sukayu Onsen and the Hakkoda Hotel appear to be run by the same organization, so it is likely that his work is also on display here. His name is Shikanai Tatsugoro, and he began wor...